渡航前の最大の悩みの一つ、何を持っていくか問題。
初めての海外生活、期間限定とはいえ長期間、
当時ましてやこのコロナ禍の中で簡単に日本には帰れない中で、
なるべく漏れなく必要な物を持っていきたいところ。
とはいえ、当時はなんとなく海外生活をふわっとは想像するものの、
何を持って行った方が良いのかな… 何が必要で、何が必要ない物なんだろうか?
中々具体的には考える事ができず、ネット検索したり、渡航準備用の本やブログを読み、
当時は自分なりのリスト(といっても当時は思いつくままを箇条書き)を作成して荷造りをしました。
海外生活3年を超えた今、実際生活してみて感じた事を踏まえて、持って来て良かった物を整理してみました。
持って来て良かった物といってもそれぞれ重要性が異なるため、以下2つに細区分しています。
・持って来て実際重宝している物(必須編)
・必須とは言わないけど、手元にあって良かった物(+α編)
子なしスペイン帯同妻視点なので、お子さんの有無や渡航理由(駐在、留学や国際結婚)、居住国によってそれぞれ違う点がありますが、参考になれば幸いです。
持って来て良かった物リスト
持って来て実際重宝している物
長期的に生活する上で、実際日常で使用していて持って来て良かった物です。
逆にこれが無いと困る物。
- 歯ブラシ
- ラップ(特に小サイズ)
- 無印ラップケース大
- 電子書籍(我が家はKindle)
- ポケットティッシュ
- 日本のお土産(日本在住者向けと海外の方向け)
- 文房具
- スペイン語勉強用の本
- 本
- 冷えピタシート
- 薬
- 湿布
- ホッカイロ
- コットン
- 生理用品
- 変圧器
- 炊飯器
- タコ焼き器又はホットプレート
- ブラジャー
- 水筒
- 硬水対策用シャワーヘッド
必須では無いけど持ってきて良かった物
- お米の真空パック
- 保冷剤
- ホッとアイマスク
- キズパワーパッド
- PCのキーボード
- ニトリの折りたためる洗面器
- ニトリの洋服干す道具
- ユニクロのヒートテック
- ブラウンのアイライナーとマスカラ
- お弁当箱
- スカート
- 大葉の種
- お茶っぱポン
- 業者用の靴用カバー
- スリッパ
- 携帯用扇風機
詳細説明
持って来て実際重宝している物
歯ブラシ
帯同予定の方は一度は耳にした事があるであろう、歯ブラシの噂。
ヘッドが日本の物よりも大きくて使いにくく、日本の歯ブラシ持ってきた方が良い説。
噂は本当だった!
当時本当かなぁと思いつつ先輩方のアドバイス通り歯ブラシを買い揃えたわけですが、
実際歯ブラシ売り場に行ってびっくり。自分が求めている歯ブラシが無いという事実を目の当たりにしました(大げさ)。まさか自分の中で歯ブラシの希少性が高まるなんて。
ラップ(我が家はサランラップ。でも日本のメーカーだったら他社も好き。)
こちらも帯同予定の方は同じみレベルで耳にする、日本のラップ。
なんと…噂は本当だった!!(二度目)
日本のラップは良質で、切りやすい。ノンストレス。これ、本当です。
日本のラップが世界中で買えるようになったらいいのに。と何度思った事か。
あとサイズの問題。大きいサイズは売っているのですが、22㎝のラップは売られていないので、
我が家は大量持参して現在重宝しています。
無印のラップケース(大)
これも高確率で話題に上がる物。現地のラップは切れにくいから、このケースは神。
このラップケースさえあれば、現地の商品を移し替えて、問題なく切れ味抜群になる有難い商品です。このケースを持参して是非ノンストレスなラップ生活を。
(スペインの無印でもラップケースを買う事は可能ですが、日本で買うより高いのと店舗数が限られてます。)
注・2024年1月現在、スペインの商品でも切れ味が良いラップが販売されています。気にならなければその商品を使うのもアリ。
電子書籍(私はKindle愛用)
日本にいた時から使ってはいたけれど、帯同して更にその便利さを感じています。
とにかくタイムラグ無しで、今読みたい本をすぐ読める。文明の利器、有難い。
紙での本が好きではあるのですが、それを発送してもらうと送料もかかるし、時間もかかります。
外に出ると外国語の緊張感のある生活で、ふとした時に母国語で読みたい本を読む。
気分転換になるしホッとする時間になると思います。
(スペインのAmazonでも買えますが、時間指定ができない等あるため渡航直後だと受取りが難しかったりします。)
ポケットティッシュ(特に流せるポケットティッシュ)
紙の質が全然違い、あの柔らかいティッシュを使って鼻をかめる事の有難さたるや。
そして流せるポケットティッシュは、外出先でトイレットペーパーが無い時に大活躍します!
これは声を大にして言いたい!
トイレに入ってから「しまった!」と気づいて、今まで何度となくポケットティッシュには助けられました。
日本のお土産(日本人用と外国の方用)
渡航してすぐに会社の方にご挨拶したりする機会があるので、日本のお菓子等持っていきました。
後はリクエストがあって買って行った物もありました。
外国の方用は、持ってきた当初はどのタイミングで使うかは不明でしたが、ドラえもんなどキャラクターや歌舞伎のフェイスパックを。時間が無くて買えなかったのですが、お子さんがいる方にはキャラクターものの絆創膏の方が使い勝手が良さそうなのでそっちにしておけば良かったなと思いました。
文房具(特に1.0㎜未満のペンと替え芯)
スペイン語の勉強をし始めてペンの消費量が思った以上に多く、手持ちのペンが無くなったため近所の文房具屋に行ったところ、
1.0㎜のペンがノーマルで、そして謎に替え芯代がペンを新しく買い替えるのとほぼ変わらなかった。
都会に行くと違うのかもしれませんが、日本のようにペン芯の何㎜という選択肢がほぼ無く、
そして0.5㎜以下のペンが見つからないんです。
日本のペンは安くて、芯や色が豊富で本当に素晴らしい。
スペイン語勉強用の本
スペインで学校に通うと、スペイン語で授業!(当然ではあるんだけど当初ビビりました。)
文法の説明、宿題の内容、もう全てスペイン語、最初から最後まで。
徐々に理解していくのですが、やはりどうしても分かりにくい箇所があったりすると、
母国語の日本語で読むとより理解が深まります。
勉強し初めの時と、途中で分からなかった時に日本語で記載されたスペイン語勉強用の本が1冊でもあるととても便利です。
本
Kindleで日本語の本を読むこともできますが、ある程度はやはり紙での本が手元にあるとホッとするし便利です。お気に入りの小説や何度も読み直したい本、渡航前に買ってスペインに来てから読もうと思った本を持ってきました。重宝しているのは、地球の歩き方等旅行本。Kindleでも読めますが、紙の本が好きな方は紙ベースで持参するのをお勧めします。
冷えピタシート
熱が出た時等体調不良時に頭を冷やしたい時、スペインでは冷えピタシートはありません。
ピタッと貼れて冷えの持続性があり、便利なんですよね、日本でも愛用していました。
長期間の海外生活、あると安心です。特にお子さんがいらっしゃる家庭だと使う機会が多いかと思います。
薬
普段使用している薬の方が安心ですし、慣れるまでは薬局(ファルマシアFarmacia)で症状を説明して買うのも困難です。風邪薬、鎮痛剤(生理痛が酷い場合お忘れなく)があると便利です。
お腹を壊しやすい私は、それと下痢止めも持参しています。普段よく使う薬は持参していた方が、最初の慣れない海外生活では直ぐに対応ができて良いですね。実際私は何度となく持参した薬に助けられています。
湿布(我が家は下呂膏)
上記薬と同じ理由ですね。私は来て2週間で捻挫して早速使用してかなり助かったという事がありました。
ホッカイロ(我が家はミニ貼るホッカイロ)
外出先が寒かったり、生理痛で痛みを和らげるために愛用していたので、これは必須でした。
スペインで薬局で売られているのを見たことがありません。スポーツ用品店でホッカイロらしい物を見つけましたが、サイズ違いや貼れる物は見つからずで、日本から持ってきた方が良いと思います。
コットン
あまり柔らかさや質にこだわりがなく、日本でも安いコットンを使っていたので、スペインで買うのも同じだろうと思い、手元にある残りを手持ちで持って行った位で、それ以外は特に持ってきませんでした。が、紙類に共通して言えることなのですが、紙質が日本の方が良いし、安いんです。
スペインで無印良品に行く機会があり試しにコットンを購入して使用してみたら、
な、なんじゃこりゃー!! ふっわふわ。柔らかい。
と驚いたものです。
生理用品
こちらも紙類シリーズ。こだわらなければスペインの生理用品も悪くはないと思います。
私も使ってます。が、日本のナプキン…良質、柔らかい。たまに使うとやっぱり違うなぁってなります。来た当初はこっちの生活に慣れるまでは、持ってきたナプキンを使っていました。
変圧器
持っていくか賛否両論ある変圧器。我が家は炊飯器とお掃除ロボット、ホットプレートに主に使っています。
どちらも現地での電圧対応の物を買いなおせば必要ない物(変圧器はかなり重いし…)ですが、我が家はこれら現地に持ってきたため、変圧器は毎日使用しています。
炊飯器
お鍋でも炊けるし、対応可の炊飯器を買いなおす方法もあります。どの位の頻度でお米を炊くかにもよります。我が家は1日1回はお米を食べるので、炊飯器の利用頻度も高く、その炊飯器がスペインに届くまではお鍋で炊いていましたが、炊飯器が届いて使ってみると、やはり…便利!
たこ焼き器又はホットプレート
たこ焼き器があると友人とたこ焼きパーティーができるし、外国の方にも喜ばれます。我が家はホットプレートにたこ焼きプレート付きの物を持ってきました。まだしていませんが、ホットプレートがあるとお好み焼きや焼肉ができたりと何かと便利だと思います。
ブラジャー
下着(パンツ)はまぁS,M,Lでそんなにサイズ間違いも無いので困らないと思いますが、ブラはサイズを合わせて購入するというのは、慣れるまでは中々難しいかなと思います。そんな頻繁に買うものではないので、持って来てある程度したら新調するのが良いと思います。
水筒
日本メーカーの水筒の保温性は抜群です。スペインではカフェで温かい飲み物を頼む以外、日本のように自動販売機やコンビニで購入する事ができません。遠出する時等に温かい飲み物を入れておくと、ほぼ一日持つので重宝しています。
硬水対策用シャワーヘッド
スペインはマドリード等軟水地域もあるようですが、硬水地域が多く、私が住むサラゴサも硬水地域。
大雑把な性格のため、まぁそのままお風呂入っても平気でしょと思っていましたが、髪がきっしきしになり、私の肌は乾燥しまくって痒みが酷かったです。
元々アトピー体質もあるので、肌が強い人、気にしない人は平気かも。
必須では無いけど持ってきて良かった物
お米の真空パック
これはもう嗜好品のレベルですが、お米の保存状態が良く、美味しいお米を食べたい方用です。
真空パックなので常温保存で1年間保存できるので、我が家では重宝しています。
保冷剤
数時間冷却が保てる保冷剤、スペインでも購入可能です我が家も買い足しましたが、冷却時間や保冷性が日本で購入した物の方が良いです。夏になるとビーチに行く機会が増えて、昨年大活躍しました。
他に、ケーキ屋さん等で頂ける保冷剤も幾つか持ってきましたが、それもスペインではお店で貰った事が無く、熱い夏のお買い物等に何かと役に立っています。
ホッとアイマスク
疲れた時に癒される優秀な有難い物。ここでは売られていません。お隣フランスでは売られ始めたとか噂を聞きましたが、まぁスペインには当分入ってくる事はないかと思われます。あったとしても日本で買うより高いので、愛用者はかさ張らないホッとアイマスクを持って来ても損は無いかなと思います。
キズパワーパッド
日本ではあまり怪我をする事自体が無かったので、家に備蓄していた物を持ってきたのですが、
こっちに来て怪我をする事が何故か増え、その都度お世話になっています。
治りが本当に早い!そしてこれまたこっちでは売ってないです。
EU内では類似品が売られている所もあるようです。
キーボード
日本語のキーボードは、日本から持ってきた方が良いです。ここでは日本語対応のキーボード購入は難しいです。拘りがなければ特に問題ないと思います。
ニトリの折りたためる洗面器
便利グッズ紹介のようになってしまいますが、我が家は洗面器自体をそんな頻繁に使う事が無くて、折りたためると場所をとらず便利で重宝しています。
ニトリの洋服干す道具
こちらも便利グッズ紹介のようになってしまいますが、ニット等を広げて干したい場合の道具として、我が家では生活必需品です。
ユニクロのヒートテック
スペインでもユニクロはあります(マドリードやバルセロナで、サラゴサには無いけど。オンライン利用可能。)。日本で買うよりも割高なので、持って来ても良いかなと思います。
ブラウンのアイライナーとマスカラ
スペインの女性の主流がはっきりメイクでアイラインもマスカラも黒メインで売られています。
たまにブラウンも見つける事ができますが、本当にたまになのと、品質自体も日本で買う物の方が良質だと感じました。これは予想できなかったので、持って来れば良かった物で、後日友人に配送してもらった物になります。
ラロッシュポゼのBBクリーム
ラロッシュポゼはフランスだから同じEU内で安く買えるだろう!と思って買わずにスペインへ。
確かにラロッシュポゼは売ってるし、日本で買うよりも安いです。
が、このBBクリーム、日本での取扱いでスペインでは販売されていないシリーズでした。
とこちらへ来て知った事実。(2023年からは似たような物が販売されているよう。)
スカート
ユニクロや日本のメーカーで売られている可愛いスカート、普段スカートを履いている場合は買っておいた方が良いかと。スペインのユニクロでもスカートは販売されていますが、スカートの種類が少ないし、日本で買うより高いです。これはZARA やMANGOでも言える事で、種類が少ない(超ミニとかは夏に売っている)。慣れるとこんなもんだったような感覚になりますが、日本では色んな可愛いスカートが売っていた記憶があります。
まぁでも外出先のトイレで汚したくないし、あまりロングスカート履いている人が少ないのもあって、ロングスカートはあまり履かなくなりました。
大葉の種
大葉はたまにマドリードやバルセロナの日本食材店でたまに手に入る事がありますが、場所によってはもう絶滅危惧種レベルで、見つからない。無い。意外にあると有難い大葉、友人に後日配送してもらったのですが、初心者にはもってこいの育てやすさで、すくすく育ち、大葉ライフを堪能しています。
お茶っぱポン
普段使う事は無いのですが、旅行先に水筒を持っていく時に、お茶っぱポンに茶葉を入れて、
温かい緑茶や、水出し緑茶を飲んでいます。
業者用の靴カバー
日本人だとスペインでの生活でも、家の中では靴を脱ぐか履き替える方が多いと思います。が、しかし、来客時の問題。例えば水回りのトラブル等でスペイン人の業者が来てくれる時。土足で入るのは止めてほしい、だからといって靴を脱いで…なんて、とても言いにくい。そして脱いでくれてもなんだか申し訳ない気持ちになる。(友人が遊びにきた時は、靴を脱いでもらっています。)
そうかその方法があったのか!というのが、業者用の靴カバー。頂き物なんですが、簡単に履けるし、靴の上からだから業者さんもそんな抵抗感無く履いてくれます。
スリッパ
売ってはいますが、可愛さ、丈夫さ、デザインの豊富さを考えると、日本の方が選択肢が多いです。
携帯用扇風機(ミストタイプ)
スペインの夏は暑い。特にサラゴサは40度以上なんて日もザラにあります。
そんな中で携帯用扇風機ミストタイプがあると、若干体感温度が変わります。
無いよりあった方が良い。
そしてミストタイプではない扇風機だと、ただただ熱い風が吹いてくるだけなので、気持ち悪くなります。暑い中ドライヤーの風を更に浴びてる気分になるの間違い無し。
更に他の使用用途として寿司飯を作るときに、手抜きでこの扇風機を使って寿司飯を冷ましてます。
まとめ
持ってきて良かった物は他にも細々したものがありますが、今回特に持ってきた方が良い物を抜粋してみました。
初めにも記載した通り、子なしスペイン帯同妻視点なので、お子さんの有無や渡航理由(駐在、留学や国際結婚)、居住国によってそれぞれ違う点はあるかと思いますが、参考になれば幸いです。
後は必須でないにせよ、帯同する本人がこだわっている物(私の場合はお気に入りの器)にもよりますね。
そして、色々と必須!重宝してる!とつらつら書いたものの、
最終的にはスペインでそれなりに買いそろえる事ができるし、無きゃないでなんとかなります!(元も子もないけど)
全て完璧に揃えて渡航できれば良いですが、運ぶのにも限界はあるし、結局何かしら漏れます(これも元も子もないやつ)。少しずつ新天地で買い揃えて、それなりに整いますので、出来る範囲で持参してきて下さい。
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