スペインで快適なキッチンラップ生活を求めて

暮らし

スペインでのキッチンラップ生活の実状

スペインのキッチンラップは切れにくくて使いにくい説

スペイン渡航前に耳にした、「スペインのキッチンラップは切れにくくて使いにくい」説。
スペイン在住経験者の方々からも必ずと言っていい程、キッチンラップ(以下「ラップ」と省略)の話は出てきました。
日本ではラップの事なんて、メーカーどれにしよう、サイズをどれにしよう位しか考えた事なかったので、
にわかには信じられなかったのですが…

きんにくみ
きんにくみ

本当に、まじで、その説は本当だった

スペイン生活開始当初、試しにスペインのラップを使ってみましたが、
本当に切りにくいし、途中で刃がダメになります。(そもそも切れてないから刃がダメになったところでなんですが。)
その他にもやはり品質の違いはあって、スペインのラップの方が密着性は弱いです。
日本のラップは、ラップ同士がくっついてしまうと中々はがす事はできませんが、スペインのラップは簡単にはがす事ができます。
とはいえスペインのラップの品質自体は慣れてしまえば(注意・慣れれば)そこまで不便さを感じる事はありません。

切れにくい理由は何か

使っていてラップ自体は問題が無さそうな品質。
おそらく箱に何か秘密があるのではと、比較してみました。

上はスペインのラップ 下はサランラップ
スペインのラップ
日本のラップ

箱を開けるとまず刃の違いが一目瞭然です。
形も違えば、そもそも刃がスペインはプラスチックで日本は金属と、材質が違う!
スペインのラップはプラスチックでできていて、刃も少し大きめ。
ただスペインのラップの刃はプラスチックとしてリサイクル可能であるという事にあります。


そのため、使いやすさでは圧倒的に日本の商品に軍配が上がりますが、一概にスペインの商品が劣っている!とは言えないところもあります。

更にスペインの商品の刃は、箱の端までではなく何ミリか隙間が空いていて、切る時の耐久性も弱いです。

そして箱の強度性。
箱自体にラップが使用時に飛び出ないように等の細工されているのは、日本程では無いにせよスペインも変わらないですが、
箱の強度性が弱く、使っている途中に負けてしまってへたり、最終的には箱自体が崩壊してしまうんです。

スペイン人のラップをカットする方法

それでは現地のネイティブ、スペイン人達は一体どうやってあの切りにくい刃で、ラップを切っているのか。
私が知らないだけで、簡単に綺麗に切れる何かしらのコツがあるのかもしらない。
どうやっても切れないのでとても疑問に思い、聞いてみました。

ハサミで切ってるよ!

きんにくみ
きんにくみ

え! 刃を使ってないの?

付属の刃をそもそも使っていなかった…。切りにくいからハサミで切っていると。
現地の人達も切りにくさは同じだったのか!とびっくりしました。

スペインのラップ商品紹介

ラップは2種類あるから要注意

日本では同じメーカーでもサイズが違ったり長さが違いますが、スペインでは主に、
①冷凍庫や電子レンジ使用可のラップ
②使用不可で、包む用のラップ
の2種類に分かれています。
日本の場合はどのラップでも電子レンジ使用可なので、スペインに来た当初はまさか分かれているとは思わず、とりあえず手にした商品を使っていて、後々2種類あるという事を知りました。
そして見事に電子レンジ不可のラップでガンガン電子レンジ使用していた…(恐ろしい)

見分け方は、箱にFrigorífico y MicroondasMicroondas&Congeladorと記載されているラップだったら、冷凍庫やレンジ使用可能です。

箱にそのような表記が無い場合は、電子レンジや冷凍では使用不可のラップです。

30cm前後のワンサイズ

それ以外にもスペインのラップでの大きな特徴は、日本のような小さめの15㎝や22㎝なんてサイズは無く、一般的に30㎝前後のワンサイズ。
大は小を兼ねるからなのか、日本のような小皿等細かいものをあまり包まないからなのか。
小さいサイズもあるのに慣れている私からすると、小さいサイズもあると便利なのになぁと思ったりします。

原材料は100%ポリエチレン

日本のラップは一般的には添加物が入っているため、密着性があって使いやすいです。
スペインのラップはというと、表記にはポリエチレンのみ。
比較すると密着性に欠けるとはいえ、添加物はなくシンプルな作りになっています。

100%ポリエチレンと表記

快適にラップを使用する方法

そんなスペインでのラップ生活を快適にする方法は、2つ。
もしそこまで拘らなければ、解決方法は1択に絞られます。

今回紹介する方法は、海外在住者からするとあるあるな方法です。
あるあるな方法とはいえ、私は渡航前にスペインに持って行った方が良い物を調べていた時に得た情報で、
それまでは全く知らず、特にそこに心配点は無いと思っていました(無いというより気にもしていなかった)。
恐らくこれから渡航する人も調べていく中で初めて知る事なのではと思います。
これから渡航を予定している人の参考になれば嬉しいです。

神グッズ・無印良品のポリプロピレンラップケース

日本だと無印良品のラップケースを使うのは、一般的には見た目の良さが主だと思います。
ただ、ことスペインでの生活において、このラップケースが神!
スペインは前述した通り基本的にワンサイズなので、無印良品のポリプロピレンラップケース大サイズを持っていれば、
スペインで買ったラップを入れ替えると、切れ味スッキリの快適キッチンラップに途端に様変わりします。
そして勿論見た目もシンプルで可愛いから、キッチンに置いてても見た目ごちゃごちゃしません。

注意点としては、メーカーによって若干サイズが違うようで、ラップ購入時に何cmかをしっかり確認する事が大切です。
33㎝のラップが販売されていることもあるので、以前知らずに買ってケースに入りきらず、泣く泣くそのまま切れないラップを使った事があります。

渡航してから気づいたとしても、現地の無印良品で購入する事も可能です。
その他にも無印良品のラップケースのようなデザインと品質とまではいかなくても、中国系の日用品店にラップケースの取扱いがあるお店もあるので、探してみる価値はあります。

日本のラップを持参

大サイズは前述のケースを使用すれば問題解決ですが、サイズが小さいラップはスペインでは取扱いがありません
そのため、我が家は小さいサイズのラップは日本から持参しました。
ちょっとした事なんですが、やはりあると便利。
そしてスペインのラップとはまた違った切れ味で気持ちいい。
ただ、それでも特にサイズにこだわりがなければ、ラップケースのみの持参で問題無いと思います。

まとめと余談

まとめ

来た当初はスペインのラップはなんて使いにくいんだ!と思っていた私ですが、調べていくと材料に添加物が入っていなかったり、100%リサイクル可能な商品だったりと、一概に日本の商品が優れているとは言えない部分もある事がわかりました。
とはいえ切りにくい事には変わりがないので、ラップケースを使用する事がラップを快適に使用する一番良い方法なのだと思います。
ラップケースを使用する事で切れやすさを確保しつつ、何度も使用できるので環境にも優しく、添加物も入っていないスペインのラップを使用する事で体にも優しいというメリットを最大限生かせると思います。(ラップ自体の密着性の弱さはありますが。)

余談・価格は日本より割高の物が多い

日本のラップが電子レンジ・冷凍庫使用可能なので、スペインのラップで電子レンジ・冷凍庫使用可の商品と比較してみました。
メーカーにもよりますが、一般的にはスーパーで買うと1箱30mで約2€、Amazonで購入した時は1箱15mで約2.5€でした。

これを1m単位で計算すると、約10円(0.07€)/m~23円(0.17€)/m(1€140円で計算)
日本のものだと約8~10円/mの商品が多いです。

割高の物が多い中で一番安く、日本よりも安い商品がありました。
我が家は現在このラップを使用しています。
メルカドーナで取り扱っている商品だと1箱30m1.2€(2022年6月時点)
約5.6円(0.04€)/m



コメント

  1. Mark より:

    Thanks for your blog, nice to read. Do not stop.

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